君に触れてしまうのは 愛しいと 思うから どうか この手を拒まないで 「 悪戯 」 (…ねてる) ほたるはすやすやと眠る少女をじっと見下ろした。 木の影になった場所にもたれかかり、寝息を立てる姿。 だいぶ日は傾いたものの、こんなところで眠ってつらくないのだろうか…? (よっぽど疲れてるのかな) 葉の影は優しく彼女を包み込み。 そこだけ清浄な空気が存在しているようだ。 ほたるは軽く笑って少女の近くにしゃがみこんだ。 顔にかかる髪をそっとのけてやる。 深く閉ざされた瞳は長い睫に守られて 少し開いた唇は ふっくらとした花のようだ。 金色に反射する髪を一房、手にとり口づけてみる。 それは、太陽を沢山浴びていたせいか なんだか懐かしい匂いに感じられた。 短い裾から覗いた足を見やって、 少しムッとなる。 (こんな姿…他のヤツに見られたら、困る) ゆやを見ていいのは俺だけなんだから… 裾をひっぱる。 少しだけ足の露出が防げて、ほたるは満足げに微笑んだ。 (…ほんと、無防備すぎ…) 通りがかったのが俺じゃなきゃどうするのさ? ゆやの寝顔を覗き込み、そっと手の甲で彼女の頬に触れた。 夏の日差しは意地悪で どんなに木陰にいたとしても容赦なく照りつける。 ゆやの頬はほんのり熱を帯びていた。 首筋をす…と水滴が流れ落ちる。 ほたるは黙ってゆやの首に唇を近づけた。 甘い味。 ペロリと水滴を舐め、そのまま首元を強く吸い上げる。 (すごく甘い) ほたるの頬を傍で揺れていたゆやの髪が撫で上げた。 …くすぐったい。 口を離すと今まで触れていた場所が 淡くピンク色に染まっている。 …あ。 しるし、つけちゃった… (怒られちゃうかな…) でも。 ゆやって、怒った顔も可愛いんだよね… (でも、口聞いてもらえないと嫌だし…) 暫くほたるは考え込んだ。 …そっか。 見えないとこに付ければいいんだ…。 我ながらいい考えだと思い、ゆやの着物の襟元を少し広げた。 水滴よりも更に甘い香りのする胸元へ唇を滑り込ませる。 そして撫でるようにその香りを味わう。 左胸 彼女の心の臓がある場所にほたるは口付けた。 身体のどこよりも柔らかいその場所は 軽く吸っただけで真っ赤に染まってしまった。 軽く自分が残した痕を指でなぞり ほたるはゆやの着物を元に戻す。 そしてそのまま、ゆやの隣に腰を下ろした。 欠伸をひとつ。 なんだか気持ちよさそうに眠っているゆやを見ていたら 自分まで眠たくなってしまった…。 重力に逆らうことは出来ず、 そのままコクン…と俯き。 ゆやの肩が倒れそうなほたるの頭を支えた。 優しい時間に包まれて 夢のなかを共に彷徨う しっかりとその手は繋いだままで…。 消えないしるしをつけたから。 どうか、逃げないで… -------------------------------------------------------------------------------- 素敵サイト管理人さまのやなぎ様への捧げもの…です。 「眠っているゆやちゃんにほたるがちょっかいを出してしまいにはゆやちゃんを抱き枕にして寝てしまう…」 という設定です☆…キスマーク…。なにを隠そう今回のテーマは「キスマーク」です!(全然隠れてないよ…) ちょっかい…どんなのにしようか散々迷った挙句、キスマークかよ!?って自分にツッコミ入れてましたが。 やなぎ様、素敵なリクエスト頂いたのにこんな文になってしまい、申し訳ございません…!!(汗っ) う、受け取って頂けますでしょうか…!! 2005/08/08up ギャハ−!!!地団駄ジダンダ!! ほほほたっ!!ほ、ほた――!!ゆやたんになんて事をっっ!!―……‥‥‥‥グッジョブ☆(親指を立てながら) ひより様有難う御座いますvV嗚呼‥立川の中心で愛を叫びたい!!(捕まるよ) そう、「ちょっかい」と言うのがミソです!!ゆやたんに何さらすんだろうとウキウキで飛ばせて頂いたのですがキスマ−クとはっvv グハッ!有難う御座いすv有難う御座いますvvぉほほ‥相互って素晴らしいですわ‥v ひより様・これからもこのゴミ女をどうぞよろしくお願いします。(ペコリ
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