たとえこの瞼が重く閉ざされていても・・・

私の心の瞳は、いつも貴方を見ていますから


好きだけど



「アキラさん、こんなところで何をしているんですか?」

考え事をすると、勝手に足が皆と別の方向へと動き、自然と一人離れてしまう。

これが私の癖のようでして、最近では毎日のように一人ふらついてしまっているのです。


いつもだったらゆやさんは狂と話していて私のことなど眼中にないでしょうが、

今は狂は梵達と酒を飲んでいるため、相手にしてもらえないのでしょうね。

そうでなければ、貴方が私の心配をしてくれるはずがありませんし。

「いえ、少し考え事をしていまして。」

その考えている内容が貴方だということは、ずっと言えないままになってしまいそうですね。

言ったところで貴方が私の気持ち答えてくれることは有り得ないこと。

貴方は狂が、京四郎さんが好きなのですから・・・。

ゆやさんは隠しているようですが、周りの者全員は貴方の想いに気付いていますよ。

まぁ、虎さんの正体を未だ知らないという天然さでは、

皆が気付いていることにすら気付いていないとは思いますけどね。

「考え事・・・ですか。あ、私でよかったら相談にのりますよ?」

そんな優しい言葉を、貴方に言ってもらいたくない。

嬉しさと同時に、<ただの同情にすぎないだろう>という想いが溢れてくるだけですから。

「気持ちだけ受け取っておきますよ、ゆやさん。でも大丈夫です。

それより、狂のところに行かないのですか?もう酒も飲み終わったみたいですよ。」

これ以上貴方に傍にいてほしくない。二人きりにはなりたくない。

虚しさが・・・切なさが、滲み出てくるだけですから。

「あ、本当だ。じゃあ、私はあっちに行ってますね。アキラさんも早く来てくださいね!」

パタパタと歩く貴方の後ろ姿を見ると、色々な後悔が思い出される。

好きにならなければよかった。貴方の狂への想いを、知らないでいたかった。

貴方の存在を、知らぬまま一生を終えればよかった。そう思ってしまうのです。

しかしこれは私の我儘。私一人の虚しい想い。私一人だけの問題。

こんな醜い感情は、今すぐにでも消してやりたい・・・。





「アキラ、狂の女のこと好きなんでしょ。でも無理だよね。

あの女、狂一筋みたいだし。でも別に諦める必要はないと思うよ。

お前の気持ちはお前だけのものだし、その気持ちは大切だと思う。

叶わないとしてもさ、その想いはずっと抱いていたいいと思うよ。」

以前ほたるに言われた突然のこの台詞は、私の気持ちを落ち着かせてくれました。

だから今も、想いを忘れずに、醜い感情を表に出さずにいられるのです。

その時は何も言わずにその場を去りましたが、今考えてみれば感謝すべきですね。





ゆやさん、貴方は幸せになってください。

この言葉は、無理をして言っているわけではありません。

貴方には、幸せになってほしいと、心から思って言っているのです。





醜い感情は、自然と浄化されますから・・・





END


謎!!!!(第一声がそれか
とにかく謎ですねこのSSは!もはやSSではなくなってますよ;;
やはり腐女の私にはノーマルを書くのは無理がある・・・。
だいたいほたるの言葉意味不明なんですよ!でも修正はしません(最低だね
とりあえずアキ→ゆや。そして虚しい片思い・・・。
やなぎ様へ、HP改装お手伝い御礼SSとして捧げます。
どうも有難うございましたvv

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管理人の奇声。。

あああああきら・・。
めっさカッコええ、管理人の脳内に居るへたれと言う言葉が消えました。
何気狂ゆやなのがまたツボです。管理人の好きな所丸々入っています。
脳みその出来が違う人は羨ますぃですよホント。

Ousetuka様有難う御座いました!ホントノ−マル好きなら良かったのに・・。(ボソ






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