「いいか辰伶・・・お前は壬生の為に生き、壬生の為に死ね・・・。」

自分の師匠である太四老の長、吹雪様から言われた言葉。
しかし、その言葉には実は続きがあったりする;;

「・・・と言いたいところだが、壬生の為ではなく、俺の為に生き、俺の為にすべてを尽くせvv」
そう言われたのだった・・・。
 
 
小さい頃はとても強く、凛々しく、誰よりも壬生に尽くしているお方だと思っていた。
だが、自分が成長するにつれ本性がわかってきた;;
吹雪様は壬生のことなどどうでもいいらしい・・・。目的は・・・この俺だったようだ(滝汗
毎日稽古をしていただいたり、壬生のことを教えていただいてたが、
まぁよく考えてみれば目つきが怪しかったような気がする・・・(ぇ
そしてセクハラ的発言もよくされていた。

「辰伶よ・・・。」

低く、渋い声が聞え、声が聞えた方を見れば、そこにはいつも吹雪様が立っている。
そこまではまだいいんだ。その後がいつも問題であった。
「今日も相変わらず可愛いなvさすが私の1番弟子だvv
もう少し経てば食べ頃になるかもしれんな・・・。本当は今すぐ頂きたいのだが・・・。
しょうがない、楽しみは先にとっておくかw」
と言ってその場から姿を消していくのであった・・・。
あの頃はそんな言葉の意味も知らず、ただ「?」を浮かばせるばかりだった。
今にしてみればあの発言は絶対にヤバイと思う。警察に連行されるべきだとも思う。(ぇ
 
こんなことを俺は考えているが実は今、螢惑と戦っている最中だ。(んなバカな
こいつは五曜星でありながらもあの鬼目の狂の仲間になった。
いくら弟だとしても・・・許すことはできん!
今ここで、鬼目の狂諸共成敗してくれるー!!!!
と言いながらも螢惑LOVEだったりするんだがな(ヤッパリ
 

とりあえず螢惑は殺したと見せかけ気絶させた。あとは鬼目の狂だけだ。
俺も鬼目もそろそろ体力がヤバくなってきている・・・次で最後だろう。
俺が最後の禁忌技を使って殺したと思った。
しかしアイツは生きていた。そして俺に「白虎」を撃ってきたのだ。
俺は避けたつもりだったがそれをモロに喰らった。
もう駄目だ・・・太白や歳生の為にコイツ等に勝たねばならなかったが・・・。
今まさに俺は死ぬ時なんだ。仇を取れなかったことを・・・許してくれ。
覚悟をし、目をつむったその時、「辰伶〜!!!」という叫び声が聞えた。
俺はその声の主がすぐにわかった。あのお方だ・・・;;
「お前等・・・私の辰伶よくもこんなに傷つけてくれたなぁ・・・。この代償、お前等の命で償えー!!」
そう言って声の主・・・吹雪様は、鬼目達を瞬殺してしまった(何
 
「辰伶よ、大丈夫か!?傷を見せてみろ、私が手当てしてやる。」

そう言って怪しい目をしながら包帯を巻いてくださった。
そういえばさっき、螢惑から聞いた言葉が気になるな・・・。

『それ・・・太白を殺した刀。』

『綺麗事言ってるのは壬生の方だったりして・・・』

この言葉を思い出した俺は、思い切って吹雪様に問いただした。

「吹雪様・・・太白を殺したのは吹雪様なのですか?螢惑が・・・吹雪様の刀が太白の背中に
刺さっていたと言っていました。まさか、そんなハズありませんよね・・・?」

恐る恐る聞く俺の顔を、怪しい目で見ながらも吹雪様は口を開かれた。

「あぁ・・・太白か。アイツは俺が殺した・・・。」

その言葉にショックを受けた。怒りがこみ上げ、頭の中は真っ白になった。

「な・・・、ナゼですか!?ナゼ太白を殺したのですか!!?あの男は・・・私が認めた
唯一の男なのです!それなのにどうして・・・!!!!」

今まで吹雪様に怒鳴るなど、したことはなかった。
もちろん、そんな無礼なことをしてはいけないともわかっていた。
しかし、ナゼ太白を殺したのか・・・殺す必要があったのか。
そのことが許せず、今までにない怒りで恐喝した。

「落ち着け辰伶・・・。太白を殺すには訳があったんだ。」

訳・・・?訳があったから太白を殺したというのか?
だがどんな訳があると言うのだ・・・壬生の為だとでもこの方は仰るのだろうか。

「その訳とは・・・太白を殺した訳とはなんですか?」

落ち着いた、しかし震えた声を力を込めて出した。

「訳とはな・・・。アイツはお前を狙っていたんだ!!俺の弟子を狙うなんて許せん!
そしていつかアイツはお前を口説くだろうと俺は確信した。だから今のうちに殺した方がいいと思ってな。
俺の辰伶は誰にも渡さんvこれぞ愛のパワーだなvv」

な・・・何を言ってるんだこのモサ師匠は!!!!(言っちゃった
そんな・・・そんなくだらない理由であの男を殺したというのか!!?
何が俺の辰伶だ!何が愛のパワーだ!!!
 
・・・ん?そういえばさっき鬼目達が死んだが・・・螢惑はどこだ?
ま、まさか!!!アイツも巻き添えくらったのか!?
俺の・・・俺の大切な弟までもこの方は殺したというのか!!!
ずっと強さにだけは尊敬していたのに・・・許せん!!!!!!

「吹雪様・・・私のことを想って太白を殺したのならば・・・私の為に死んでください。
そして螢惑を殺した罪、あの世で償ってください。」

そう言って俺は油断丸出しの吹雪様を殺した。
もう壬生なんてどうでもいい。吹雪様なんてどうでもいい!
俺はこんな所にいたくない!!!!!!


翌日、俺は壬生から脱走したのだった。
鼻の下を伸ばしたまま死んでいる吹雪様を1人残して・・・。
 
END
 

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常連さんのOusetuka様から頂きました。わ、笑っていいですか?
メ−ルで此れ読んだ時笑い死ぬかと思いました。モサ男ぶっ壊れてます。
いや〜ありがとう2v。たまには怒って見るものですね・・・。<BBS参照。



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